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内科?消化器内科?
「風邪でも診てもらえるんですか?」
「花粉症の薬も処方してもらえるのでしょうか?」
当院を受診された患者様に遠慮がちにきかれることがあります。
その時は「もちろんです!!」とお答えするのですが、皆様からすると「消化器内科」と書いてあると、内視鏡検査や超音波検査など専門的な検査のイメージが強くて、他の症状で受診するのを躊躇っていらっしゃるのだろうと思います。
「消化器内科」は自分の専門とする分野ですが、「はらたクリニック 内科・消化器内科」となっているように消化器内科医である前に、自分は内科医師、ひいては医者ですので、風邪や花粉症などの一般的な病気や高血圧・脂質異常症・糖尿病などの生活習慣病も診察しておりますし、他の分野に関しても診療しております。
どんな症状でも遠慮なく、まずはお話しを聞かせていただければ、と思っています。
膵臓癌について
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
年が明けて著名人の訃報にいくつか接しましたが、その中で、元プロ野球選手・監督の星野仙一さんが1月4日に膵臓がんで亡くなられたというニュースがありました。小さい頃、ナゴヤ球場で野球観戦することが楽しみだった自分にとって昔から馴染みのある方でした。また、亡くなられる原因となった病気が自分の専門とする分野の膵臓がんだったという意味でも衝撃的で残念なニュースでした。
医療が発達した現在でも、膵臓がんは難治性がんのうちのひとつです。以前のブログ記事にも書きましたが、早期に発見することが難しく、そのためには健診や人間ドックなどで定期的に腹部エコーによる検診を受けることが必要と考えています。
勤務医の時から膵臓がんの難しさを痛感していましたので、クリニックを開院するにあたり、膵臓がんを早期に見つけることはひとつの自分の使命と考えて診療してきております。そのため腹部エコーによる検診を受けることをお勧めたり、お腹の症状があって胃内視鏡検査を希望された方に腹部エコーも受けることをお勧めしたりしていますが、今回のようなニュースを耳にすると、まだまだ道半ばだと感じます。今後も努力していきたいと思っています。
星野仙一さんのご冥福をお祈りいたします。
C型・B型肝炎ウィルス検査をご存じですか?
名古屋市では無料でのC型・B型肝炎ウィルス検査を受けることができ、当院でも行っております。
C型肝炎・B型肝炎持続感染者は、300万人以上にのぼります。当初は症状はなく、通常の血液検査でも異常がみられないために感染に気付かないケースが多く、症状が出た時には慢性肝炎・肝硬変・肝がんへ進行している場合も多くみられます。
検査は血液を採取するのみです。
もし検査で異常がみつかった場合、その後の精密検査・治療の費用についても行政からの医療給付・助成制度があります。
これまで検査を受けたことがない方は、一度検査を受けることをお勧めしております。ご検討ください。
Web予約を始めました。
この度、Web予約ができるようになりました(8月4日(金)以降分より)。
https://medicalpass.jp/hospitals/harata-clinic
当院が初めての方も、既に診察券をお持ちの方も予約可能です。スマホ・タブレット・PCから24時間予約できます。前記の機器をお使いでない方は診療時間内にお電話いただければこちらで予約をお取りします。
ご活用いただければ幸いです。
なお内視鏡検査や超音波エコー検査につきましては、従来通り受診、または電話による予約となります。
どうぞよろしくお願いいたします。
小児の診察について
梅雨に入りましたね。
時々、小児の診察について問い合わせを受けることがあります。
当院では診療科目の表記に小児科を含めてはおりませんが、子どもさんの診察もしますし、予防注射も行っております。より専門的な診察や検査が必要と判断した場合は責任を持って小児科専門医院・病院にご紹介させていただきます。
腹痛・下痢などのお腹の症状だけではなく、風邪やインフルエンザなどの診察も行いますので、遠慮なくご相談ください。
帯状疱疹って?
帯状疱疹という病気をご存じでしょうか。水ぶくれを伴う赤い発疹が、体の左右どちらかに帯状に出て、強い痛みを伴うことが多く、3~4週間ほど続きます。帯状疱疹の発症率は50歳代から急激に高くなり、日本人の3人に1人が80歳に帯状疱疹になるといわれています。帯状疱疹の原因は水痘・帯状疱疹ウィルスで、成人の9割以上がこのウィルスに感染したことがあり、体の免疫力が低下した時に帯状疱疹として発症します。
その帯状疱疹の発症を防ぐ有効な手段が水痘ワクチンの予防接種です。元々小児の水痘(水ぼうそう)予防に用いられているものですが、今回50歳以上の方も適応となりましたので、該当の方には接種することをお勧めしております。ご希望の方はお電話でも構いませんので、お問い合わせ・ご予約ください。
腹部エコー検診を始めます。
先日、当院の腹部エコー検査で膵臓に異常が発見され、精密検査の結果、早期の膵臓がんと診断されて手術を受けられた患者様がおられました。その患者様は特に膵臓がんの症状はなく、別の理由で腹部エコー検査を受けることになり、偶然見つかった例でした。
膵臓がんは症状が出る頃には進行がんに至っている状況がほとんどで、発見された時は手術することができず治療が限られた状況になることが多いですが、このケースは幸い手術することができました。
この経験で改めて感じるのは、膵臓や胆道(胆のう・胆管)、肝臓を対象とした定期的な腹部エコー検査の重要性です。現在名古屋市が行うがん検診には、胃がん・大腸がん・肺がん・子宮がん・乳がん・前立腺がん検診がありますが、膵臓や胆道、肝臓を対象としたがん検診はまだありません。
そこをカバーするために当院では腹部エコーによるがん検診を始めます。特に症状はないけれども、健康チェックの一環として検査を受けてみたいという方はお問い合わせください。検査費用は5,400円(税込)で、当院初診の方のみ別途初診料(2,000円)をいただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
(これまで通り、症状がある方や健診で異常を指摘された方は保険診療で腹部エコーを受けていただくことができます)
平成29年度の特定健診が始まります。
6月から今年度の特定健康診査(特定健診)が始まります。
特定健診は、高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病を予防したり、早くみつけたりするための健康診査です。生活習慣病は自覚症状が現れにくく、気づいたときには重症になっていることもあります。この機会にご自身の健康チェックをしていただくことをお勧めします。対象者は40~74歳の名古屋市国民健康保険加入者で、昭和17年10月~昭和53年3月生まれの方です。
当院でも受け付けておりますので、ご希望の方はお電話でお問い合わせ・ご予約ください。
65歳以上の予防接種をご存じですか?
予防接種というと小児にうつものというイメージがあるかもしれませんが、大人にも有効な予防接種があります。
インフルエンザ予防接種はよく知られていますが、65歳以上の方に接種することが推奨されているのが肺炎球菌ワクチンです。肺炎は日本人の死因の第3位で、肺炎による死亡者の95%は65歳以上です。また日常でかかる肺炎のうち多い原因菌は肺炎球菌です。
肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による肺炎を予防し重症化を防ぎます。その作用は5年持続するので、インフルエンザワクチンのように毎年接種する必要はありません。
肺炎球菌ワクチンは、平成26年10月より予防接種法に基づく定期接種となりました。また名古屋市では費用助成を行っているので、今年度に65歳以上になる方で今まで肺炎球菌ワクチン接種をうけたことがない方は助成の対象となります。その場合の自己負担金は4,000円です。
ご希望の方はお電話ください。
また当院では小児の予防接種も行っておりますので、ご希望の方はお問い合わせください。
C型肝炎は飲み薬で治療ができます
C型肝炎は、C型肝炎ウィルスの血液感染が原因として起こる病気です。ウィルスに感染したまま放置すると、60~80%が慢性化、そのうち30~40%が肝硬変へ進行し、さらにそのうちの約70%に肝臓がんが発症します。
以前のC型肝炎の治療は副作用が強く、それに見合う作用も乏しいものでしたが、現在治療は目覚ましく進歩し、新しい治療では多くの患者様がウィルスを体から排除できるようになりました。またこれまで行われてきたインターフェロン注射に代表されるような副作用はほとんどなく、飲み薬のみの治療なので入院も必要ありません。
以前にインターフェロン治療を受けて作用がなかった方や、副作用を恐れ治療を受けてこられなかった方、治療を中断したりした方には新しい治療法を受けることをお勧めしています。
また治療費に関しては医療費助成制度がありますので、自己負担は月額1~2万円まで抑えられます。
私は肝臓専門医の資格を持ち、総合病院・大学病院でのC型肝炎の治療歴もあります。また当院開院後もC型肝炎の治療を行っております。治療を行うかどうかは患者様とよく相談し、決めていきます。気になる方は一度相談にいらしてください。
院長ブログ始めます
こんにちは。はらたクリニック 内科・消化器内科院長の原田雅生です。
このたび院長ブログを始めることにいたしました。
ホームページや院内掲示だけでは伝えきれないことなどを中心に書いていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします!